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○まずは無料にて顕微鏡で口腔内の細菌を簡易検査する。 |
風邪を引いたら内科ではそれがインフルエンザウィルスによるものなのか、それとも通常細菌によるものなのか、まずは原因を判定してから治療にとりかかるわけです。
歯科疾患においても、原因を明確に知る事がその患者さんの治療方針を決める第一歩となり、感染してる菌の種類によっては、飲み薬だけで治ってしまう場合もあるのです。
ファミリー歯科では、歯科では最高精度の位相差顕微鏡を使い、初診の方は無料にて必ず菌を調べた上で治療方針を考えていきます。
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○PMTCとCHXで口腔内の細菌を減少させる
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歯周病の基本は口腔内の細菌活動によるものなので、細菌を減らす為に歯磨きが重要となりますが、実は歯磨きでは取れないバイオフィルムが口腔内の細菌や歯石を次々形成しています。
このバイオフィルムを取り除く方法がPMTCというゴムで歯の研磨を行う方法で、これにより細菌の足場が無くなって細菌が減少します。
スウェーデンではPMTCを国家的に導入し、全ての国民に3ヶ月ごとに受けさせており、結果スウェーデンでの歯の残存率は世界一となっています。
当院では歯周病の患者さんには、保険処置で除石と合わせて3,4ヶ月ごとに行っています。
PMTCと合わせて日頃のケアでマウスウォッシュをCHXで行うと虫歯菌も歯周病菌もかなり減少します。
CHX製剤は日本では市販されてませんが、欧米ではもっともポピュラーなうがい薬で、通常のうがい薬では死なない虫歯菌まで殺菌できます。
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。 ○唾液からの遺伝子検査で正確な感染菌を把握し除菌(3DS)する |
更に希望者には極めて精度の高い唾液からの遺伝子検査を行い、現実に毒性度の高い菌や口臭の原因となってる菌がいるか調べます。
結果もしも該当する菌がいた場合、除菌(3DS)を掛けます。
除菌は飲み薬とマウスピースに抗生物質の薬を入れて六日間寝る時に装着して行います。
そして2ヶ月ほど空けて再度唾液検査を行い該当の菌が0になっているか調べます。
この療法は極めて効果が高く、出血のある方はほぼ出血が無くなります。
この検査と除菌治療は保険が利かないので自費でトータル5〜6万円ほど掛かります。
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○60代からは歯周病で歯がグラグラしてきて抜歯になる |
歯周病は小学生ぐらいから歯肉炎という形で始まりますが、実際に症状がでるのはその50年後ぐらいからです。
歯を支えている骨が何十年もかけて少しずつ溶けていき、歯の根の先近くまで溶けた時、歯はぐらつき物が食べられなくなり、いやおう無しに咬合全体が崩壊していきます。
日本人が80歳で残る歯は8本程度ですが、抜歯原因で最も多いのが歯周病で歯がグラグラになる事です。
若いうちから歯周病に対して適切なメンテナンスをした方にはこのような事は起こりません。
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○歯軋り |
最も歯に急速な破壊をもたらすのは細菌ではなく歯にかかる異常な負荷であると私自身考えています。
ファミリー歯科では現在継続的にメンテナンスを受けてる患者さんが千人程いますが、どんなにプラークコントロールができていても歯が折れてきたり動揺が激しくなり急速に咬合崩壊を起こしていく患者さんがいます。
その多くは「歯軋り」や「くいしばり」が原因になっています。
これらはナイトガードといった保険の歯軋り防止装置の就寝時着用や保険の処置で咬合調整を行う事で大幅にコントロールできます。
(3割負担で5千円程度です。)
しかしながら長年、メンテナンスに通ってるデンタルIQの高い患者さんでも、勧めても希望されない患者さんが多いです。
これは歯軋りやくいしばりがの自覚が全くない事が大きな原因です。
また歯軋りは音が出る物と考えている人が多いですが、音が出るのは一部の方だけです。
強制的に使用させる事はできませんので、実際は歯がぐらついて来た状態を詳しく患者さんに見てもらいようやく開始する事が多いです。
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