口腔機能発達不全症の予防
2018年より健康保険制度の改定により「口腔機能発達不全症」の子供を幼少期から歯科医院で管理する事が可能になりました。
出産直後からの哺乳の仕方、離乳食の与え方、姿勢などによって口腔機能に大きな影響を与えますが、十分に機能発達が得られず、歯並びや口呼吸、それによる学習能力や運動能力、顔貌に悪い影響が出てしまう子供が増えています。
当院では生後3か月から無料で相談に応じておりますのでお気軽に御相談ください。
また口腔機能発達不全症対策として本の出版もしております。
舌を鍛えることの重要性
―口呼吸・低位舌・異常嚥下癖―
①口呼吸
場合によっては手術を受けなければならない可能性も…
②低位舌
「低位舌」とは様々な原因により、舌全体が下がってきている状態。
口呼吸などで低位舌になると発音にも問題が起こってきます。
「サ・タ・ナ・ラ行」が発音しにくくなり、いわゆる舌足らずな話し方になってしまう原因にもなります。
③異常嚥下癖
低位舌などから異常嚥下癖が引き起こされ、歯並びや顔つきの形成にも影響が出てきます。
異常嚥下癖により頬や唇に部分的な強い力が加わるため、あごが引っ込み出っ歯になると同時に気道を狭くして睡眠時無呼吸を起こしたり、あご自体が小さくなるなど、歯並びの乱れを引き起こします。
また、あごの成長不全により、顔つきの形成にも影響が出てしまう可能性も。
その他にも、食べ物をこぼす、くちゃくちゃと音を出す、食べるのが遅いなどの傾向が出てきます。